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乳歯の虫歯と永久歯について!2022.04.07

 

 こんにちは!

今回は、乳歯の大きな虫歯と永久歯についてお話ししますね♪

 

お子さんの虫歯の治療で、

「乳歯が神経まで広がった大きな虫歯になってしまい、神経をとる治療になると言われたけど、

神経を取ったら永久歯がちゃんと生えてこなくなってしまうのではないか心配…。」

という方が多いと思います。

 

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永久歯は、乳歯と歯と離れた場所で育っているので、乳歯の神経を取っても永久歯に影響はありません!

むしろ、乳歯の大きな虫歯を放っておくことの方が永久歯に悪い影響を与えるんです!!

 

歯は顎の中で順番に作られていきます。

 

乳歯の歯の芽(歯胚)が作られる時期は胎生7週からで、最も遅い奥歯が完成するのは3歳頃です。

 

永久歯の歯の芽(歯胚)が作られる時期は胎生5カ月からで、奥歯が完成するのは14歳半~16歳頃す。

 

このように乳歯と永久歯は全く異なる時期に顎の中で作られます。

そのため、虫歯になった乳歯の神経を取っても永久歯が育たなくなったり、永久歯の神経が無くなることはありません。

 

 

乳歯は永久歯に比較して、エナメル質も象牙質も薄く、カルシウムの密度も少ないため、虫歯の進行が速いです。

虫歯菌が神経まで到達しやすく、神経を取る治療になりやすいです。

 

しかし、永久歯には影響はありませんが、乳歯そのものに影響が出ます。

神経がなくなると、栄養の補給が出来なくなるからです。

そのため、神経のない乳歯は割れやすくなります。

また、乳歯の歯根吸収(永久歯の成長にともない歯の根が短くなること)が難しくなり、永久歯に生え変わる時期なのに乳歯が抜けない、あるいは早く抜け落ちてしまう事もあります。

 

「そらならやっぱり神経は取らない方がいいのかな?」と思われるかもしれません。

しかし、神経まで広がった虫歯を放っておくと、永久歯の歯の芽(歯胚)まで虫歯菌が進行して、

永久歯の歯質に形成不全が起きたり、

乳歯の根の先に出来た膿により永久歯の歯胚の位置が変化してまっすぐ生えてこない事もあります。

 

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~まとめ~

 

☆乳歯の神経にまで虫歯が広がっている場合、神経を取っても永久歯が育たなくなることはない

 

☆神経を取って炎症を止めないと永久歯の成長に悪影響が出る恐れがある

 

 

虫歯にならないことが一番ですが、もし虫歯が見つかった場合は早期に治療をして、さらに悪化しないようにしましょうね!

 

 

 

 

 

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