〒910-0837
福井県福井市高柳3丁目3507番地
こんにちは(^^♪
★今回は歯周病についてお話しします★
歯周病は年配の人がなる病気と思われがちですが、若い人でもなることがあります。
歯周病はプラークという最近のかたまりによる感染がもとで起こる病気のため、年齢にかかわらず、
プラークが長く付着し続けた場所で進行するからです。
中学生や高校生でも、口臭が強かったり歯をみがくと出血がするのなら、すでに歯周病になっている可能性があります。
というのも、歯と歯ぐきの境目に溜まったプラークが臭いの元になったり、歯ぐきに炎症を起こすのです。
しかも、ほとんどの場合痛みがないため気づきにくく、本人も気にしていないことが多いです。
今歯周病になっていなくても将来なるリスクが高い人もいます。
それは遺伝的要因や全身的要因、そして生活習慣などにより、プラークに対して感受性の強い人です。
そうしたかたがいったん歯周病になると、若くても重症化しやすいです。
ご家族が歯周病になっているなら要注意。遺伝的要因は、ご両親だけでなく兄弟姉妹、
そして祖父母まで含めて考える必要があります。
また、喫煙の習慣も大きなリスクファクターです。リスクファクターとは、
ある特定の病気を発生させる確率を高めると考えられる因子のことで、糖尿病などの
全身の病気も歯周病のリスクファクターとなります。
大切なのは・・・予防です!!
日々のセルフケアにくわえ、歯と歯ぐきの状態を見守ってもらうために、
歯科医院の定期検診が欠かせません。
定期的に通っていれば、歯周病になってしまった時にも、できるだけ早い段階で対応することができます。
定期的にメンテナンスを続けましょう!!
こんにちは!
今回は、乳歯の大きな虫歯と永久歯についてお話ししますね♪
お子さんの虫歯の治療で、
「乳歯が神経まで広がった大きな虫歯になってしまい、神経をとる治療になると言われたけど、
神経を取ったら永久歯がちゃんと生えてこなくなってしまうのではないか心配…。」
という方が多いと思います。
永久歯は、乳歯と歯と離れた場所で育っているので、乳歯の神経を取っても永久歯に影響はありません!
むしろ、乳歯の大きな虫歯を放っておくことの方が永久歯に悪い影響を与えるんです!!
歯は顎の中で順番に作られていきます。
乳歯の歯の芽(歯胚)が作られる時期は胎生7週からで、最も遅い奥歯が完成するのは3歳頃です。
永久歯の歯の芽(歯胚)が作られる時期は胎生5カ月からで、奥歯が完成するのは14歳半~16歳頃です。
このように乳歯と永久歯は全く異なる時期に顎の中で作られます。
そのため、虫歯になった乳歯の神経を取っても永久歯が育たなくなったり、永久歯の神経が無くなることはありません。
乳歯は永久歯に比較して、エナメル質も象牙質も薄く、カルシウムの密度も少ないため、虫歯の進行が速いです。
虫歯菌が神経まで到達しやすく、神経を取る治療になりやすいです。
しかし、永久歯には影響はありませんが、乳歯そのものに影響が出ます。
神経がなくなると、栄養の補給が出来なくなるからです。
そのため、神経のない乳歯は割れやすくなります。
また、乳歯の歯根吸収(永久歯の成長にともない歯の根が短くなること)が難しくなり、永久歯に生え変わる時期なのに乳歯が抜けない、あるいは早く抜け落ちてしまう事もあります。
「そらならやっぱり神経は取らない方がいいのかな?」と思われるかもしれません。
しかし、神経まで広がった虫歯を放っておくと、永久歯の歯の芽(歯胚)まで虫歯菌が進行して、
永久歯の歯質に形成不全が起きたり、
乳歯の根の先に出来た膿により永久歯の歯胚の位置が変化してまっすぐ生えてこない事もあります。
~まとめ~
☆乳歯の神経にまで虫歯が広がっている場合、神経を取っても永久歯が育たなくなることはない
☆神経を取って炎症を止めないと永久歯の成長に悪影響が出る恐れがある
虫歯にならないことが一番ですが、もし虫歯が見つかった場合は早期に治療をして、さらに悪化しないようにしましょうね!
感染対策の3本柱は、「ウイルスの除去」「感染経路の遮断」、もうひとつが「抵抗力の増強」です。健康なお口がからだの元気を支えます。
しかし、何からはじめたらよいのか...
今回は「口腔健康官営」のお話しです(^^)/
「口腔健康官営」とは、痛いときだけ駆け込むのではなく定期的に歯科に通ってお口の健康を保つという考え方です。
「治療中心型」の受診からトータルな健康を意識した重症化予防のための歯科受診に変えていきましょう♪
歯科に定期的に来院し、検診やクリーニングを受けて健康管理をしていた患者さんの場合、コロナの影響で受診間隔が空いても、どうにか歯ぐきに炎症のないよい状態で持ちこたえておられたのです。
2020年の春、歯科では多くの受診控えが起きました。3ヶ月おきだった受診が4ヶ月後、半年後に延期されて気がかりだっただけに、これはとても嬉しい出来事でした。
新型コロナウイルス感染症では、糖尿病などの基礎疾患をもつかたの重症化と死亡率が2~3倍になることが報告されており、これまで以上にからだの健康の大切さを感じているかたは多いと思います。
歯科とからだの健康は関係がないと思われがちですが、近頃では口腔細菌と糖尿病、脳梗塞、心疾患、認知症、リウマチ、誤嚥性肺炎との関わりなど、全身疾患へのお口の健康状態の影響が示唆されています。
お口はウイルスが感染しやすい「病気の入口」ですが、それだけに、お口の健康を保てば「健康の入口」にすることもできます。お口を健康に保ち、健康の入口にしていっていただきたいと思います!!
歯科のかかりつけをもち口腔健康管理をしていきましょう♪